SHEIN(シーイン)の服や浮き輪などの様々な種類の商品から発がん性物質が検出され、不安が広がっています。
そうとはいえ安価で使いやすい商品も多く、今後もSHEINで買い物をし続けたいと思う人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、少しでもリスクを避けるために、SHEINの商品で発がん性物質の有無の見分け方についてご紹介します。
また、洗濯で発がん性物質は除去できるのかということについても調査しました。
それでは一緒に見てみましょう!
Contents
SHEINの発がん性物質の見分け方!(チェックリスト)
SHEIN(シーイン)やTemu、Qoo10、アリエクスプレス(Ali Express)などその他安くて便利なオンラインショッピングで購入した製品に発がん性物質の検出が指摘され、不安が広がっています。
一切買わないことで解決することではありますが、便利でお手頃なためでできればSHIENを使い続けたい方もいるのではないでしょうか。
それぞれの商品カテゴリーごとに、発がん性の物質の見分け方をチェックリストにしましたのでご紹介しましょう!
子供服・衣類
SHIENの子供服・大人用衣類にも発がん性のある有害物質が含まれている可能性が指摘されています。
まず購入前に衣類の成分表示をチェックしてみてください。
商品ページに「商品情報」という項目が、レビューの上くらいの場所にあります。
ここの「 〉 」マークの辺りをクリックすると、
このようにその商品の素材や使用されている成分が表示されます。
「コンポジション」と記載された場所です。
こちらは子供服を参考に見てみました。
ポリエステルは衣類によく使われる合成繊維で、コットンは綿ですね。
エラスタンは聞き慣れないため調べたところ、ヨーロッパで使われるポリウレタンの名称でした。
スパンデックス、ライクラと呼ばれることもあるそうですが、要するにポリウレタンと同じ合成繊維でストレッチ性があります。
発がん性のある有害物質
一方で、有害な化学物質はこちらです。
- ホルムアルデヒド
- アゾ染料
- フタル酸エステル
- アリルアミン
これらの成分表示の記載がなかったとしても、購入後、袋から出して化学的な強い臭いがしたら、その衣類には化学物質が含まれている可能性があります。
子供服・衣類が自宅に届いたらまず洗濯することをお勧めします。
子供用遊具
SHIENの子供用遊具にも発がん性のある有害物質が含まれている可能性が指摘されています。
まず購入前に遊具の成分表示をチェックしてみてください。
子供用浮き輪から発がん性物質が検出されたと報道があったため、浮き輪を見てみました。
※報道のあった製品と同様のものではなくあくまでも参考用です
子供服と同様に「商品情報」から進みます。
PCVとは、塩化ビニルを重合させたプラスチックの一種です。
塩ビ樹脂そのものに危険・有害性はありませんが、粉末状や、低温度で燃やした際に発生するダイオキシンに健康に影響が出る可能性があります。(参照:塩ビ工業・環境協会)
発がん性のある有害物質
発がん性のある有害な化学物質はこちらです。
- 鉛
- カドミウム
- フタル酸エステル
遊具に関しては洗濯できるものではありませんので、使用者のレビューをチェックするなど、より慎重に商品選びをすることをお勧めします。
特に鉛は、
基準値を超えた場合は神経系に影響を及ぼし、特に子どもの認知機能の発達遅延と妊婦の早産のリスクを増加させるリスクがある。(引用:FASHION SNAP)
といいますので注意が必要です。
ネイル製品
SHIENのネイル製品にも発がん性のある有害物質が含まれている可能性が指摘されています。
まずマニュキュアやリムーバーなどの購入前にネイル製品の成分表示をチェックしてみました。
製品名を名指しで指摘された商品はさすがに検索ヒットしませんでしたが、
同じメーカーと思われる商品「Miss Monday」の別の製品を見てみました。
問題とされた有害成分はここでは表示されておらず、確認できませんでした(!)
発がん性のある有害物質
発がん性のある有害な化学物質はこちらです。
- トルエン
- ホルムアルデヒド
- フタル酸ジブチル(DBP)
そもそもネイル製品自体は化学的な臭いが強いものですよね。
使う際は、部屋の喚起をよくするなども注意することをお勧めします。
また成分表示に表記がありませんでしたので、ネイルなどのコスメ類はより一層慎重に選んだほうがよいと思われます。
スマホケース
SHIENのスマホケースにも発がん性のある有害物質が含まれている可能性が指摘されています。
韓国ソウル市が安全性検査を行った結果によると、調査項目は
食品容器140件、化粧品89件、衣類59件、衛生用品42件の計330件(引用:FASHION SNAP)
で、スマホケースが含まれているのかは確認できませんでした。
しかし、直接肌に触れるものですので、こちらもレビューなどを参考にすることをお勧めします。
有害な化学物質
- ポリ塩化ビニル(PVC)
- フタル酸エステル
アクセサリー
SHIENのアクセサリーにも発がん性のある有害物質が含まれている可能性が指摘されています。
アクセサリーについても韓国ソウル市が安全性検査の項目(衣類)に含まれていたのか確認はできませんでしたが、
アクセサリーも直接肌に触れるものですので、注意して選ぶことをお勧めします。
有害な化学物質
- 鉛
- カドミウム
- ニッケル
洗濯で発がん性物質は除去できるのか
SHIEIN(シーイン)の商品は洗濯で発がん性物質は除去できるのでしょうか。
結論から申し上げると、全ての有害な化学物質は除去できるとは言えません。
着用前に洗濯する×複数回洗う
しかし子供服や大人用衣類、アクセサリーは着用前にまず洗濯をすることで化学物質の一部を取り除くことはできるようです。
一度の洗濯でもまだ化学的な臭いが残っている場合は複数回洗い、通気性のよい場所で乾かして、不快な臭いがなくなってから身に着けることをお勧めします。
筆者の経験則ですが、中国のお隣の地域・香港の友人は、中国製の服を購入したら着用前に、いの一番に洗濯していました。
Made in Chinaの衣類に有害な化学物質の含有を指摘されたのは今に始まったことではありません。
日本よりも昔からこの危険性についてはよく知られているのでしょう。
高温×強力な洗剤で洗濯する
その際に高温で洗うことや、強力な洗剤を使うことで衣類の表面についた発がん性物質を落としやすくします。
しかし、衣類の素材によっては高温の水は製品を傷める可能性もありますので、洗濯表示を見てから洗濯しましょう。
とはいえ選択だけでは完全に発がん性のある有害な化学物質を取り除くことはできない可能性はあります。
着用前に数日間外気にさらす
SHIENの衣類が届いたら、着用前に衣類を数日間外気にさらすことも有効だといわれています。
揮発性のある化学物質の場合、それら有害物質を減少させることができます。
これらを全て施したら表面についた有害な化学物質を一部取り除くことができます。
まとめ
本記事では、リスク軽減のため、SHEINの商品で発がん性物質の有無の見分け方についてご紹介しました。
また、洗濯で発がん性物質は除去できるのかということについても調査しました。
ここまでしたくない、それでも気になるという方はいっそのこと買わない選択をするのも一つだと思います。
信頼のおけるブランドを選んだり、オーガニック認証を受けた製品を選ぶこともできます。
オーガニック製品に1ミリも化学物質が使用されてないということはないと思いますが、化学物質の使用が制限されているため安全性が高まります。
安全と健康を第一に考えた選択を心掛けたいですね!