アニメ『推しの子』第2期のオープニングテーマ「ファタール」を歌うGEMN(ジェム)のメンバーはキタニタツヤさんと中島健人さんです。
「異色の2人」「意外」「なぜ中島健人?」と思った視聴者も多いです。
そこで本記事では、中島健人がGEMNとして活動するに至った理由や経緯を調査した結果、セクゾ脱退から約1ヶ月足らずで声が掛かっていたことが分かりました。
アイドルを体現している中島健人さんが適任だったことがその理由です。
パッと見は異色のコラボに感じられるGEMNですが、負けず嫌いで目立ちたがりで実はスポ根精神があるという根っこの部分に共通点がある2人です。
それでは早速見てみましょう!
Contents
GEMNメンバーはなぜキタニタツヤと中島健人?
GEMNメンバーはなぜキタニタツヤさんと中島健人さんなのでしょうか。
GEMN結成の背景と経緯:キタニタツヤ⇒中島健人
GEMN結成の背景とその経緯はまず、アニメ『呪術廻戦』第2期のオープニングテーマ「青のすみか」をヒットさせたキタニタツヤさんが抜擢されていました。
アニメ『推しの子』サイドから作曲の依頼を受けたキタニタツヤさんは、
ソロより誰かとコラボしたほうが面白のではないかと考え、ソニーミュージックに相談したところ、中島健人さんが推薦されました。(参照:集英社オンライン)
キタニ「いまアイドルのイメージをまっすぐ体現している人は…ケンティー(中島健人)しかいないよねという話になったんです。」(引用:mensnonno)
完璧で究極なアイドル“アイ”を彷彿させるアイドルと言えばアイドル経験豊富な中島健人さんは適任です。
2024年3月末にセクゾ(旧Sexy Zone)現『timelesz』を脱退し新たな道を歩み始めたばかりの中島健人さんに白羽の矢が立ちました。
中島健人「一筋の挑戦の光に見えた」
セクゾから離れ、人生の分岐点に立ったばかり中島健人さんからすると、GEMN結成の話は「一筋の“挑戦の光”に見えた」と言います。
元々アニメ『推しの子』の第1期のアイの姿に自身を重ねて感銘していた中島健人さんは、このオファーは素直に嬉しかったそうです。
中島「僕はアイほど紆余曲折のある人生を歩んでないけれど、僕も僕なりにアイドル人生の中でいろいろな苦難を乗り越えてきたから、アイの心情にすごくリンクして」(引用:mensnonnno)
中島「初めて観たときは「こんなアニメが存在するんだ」ってカルチャーショックを受けたし、久々にアニメで泣いて。でもすごいエネルギーを受け取れるんですよ。」(引用:spur)
2023年は『推しの子』とYOASOBIの楽曲「アイドル」とともに生きてきたと言うほどハマっていた中島健人さん。
コンサートの舞台裏で踊った「アイドル」のダンスをインスタのリールに投稿して大きな反響を得ていました。
@n_kento___ 3次元での一番星の生まれ変わりがアイドル踊ってる😭😭💙💙💙 #ちなみにケンティーはアイ推しです #中島健人 #中島健人instagram #アイドル #sexyzone ♬ オリジナル楽曲 – 健
これが大反響だったため翌日コンサートの舞台で急きょアカペラで歌って踊ってと披露する流れにもなりました。(参照:spur)
中島「『推しの子』ありがとうって。で、そこまでかなと思うじゃないですか。でも、その先がこれ(GEMN)だった。うれしいなぁ。(引用:mensnonnno)
セクゾ脱退から約1ヶ月足らずでGEMNに
中島健人さんはセクゾ脱退から約1ヶ月足らずでGEMNに参加していたことが分かりました。
『推しの子2』は5月26日に情報解禁、7月4日に主題歌『ファタール』が先行配信されました。
後述しますが、楽曲制作はキタニタツヤさんと中島健人さんは共同で行っているため、
「ファタール」は遅くとも2024年4月から制作を開始していると見ています。
ということは、中島健人さんは2024年3月末でセクゾを脱退して1ヶ月以内にGEMNの話を受け、キタニタツヤさんと制作を始めたとも考えられます。
中島健人が旧Sexy Zoneを脱退した理由
ところで中島健人さんはなぜSexy Zoneを脱退したのでしょうか。
理由をまとめると、
- 30歳という節目を新たなスタートと捉えた
- 俳優としてのさらなる成長への意欲
- Sexy Zoneも新しいグループ名に変え再出発する
- 国内外問わず、様々な挑戦がしたい
といったことが挙げられます。
中島健人さんは2024年3月13日に30歳を迎え、Sexy Zoneは2024年4月1日から新しいグループ名に変わりました。
現在Sexy Zoneはtimeleszというグループ名に代わり、新メンバーを加えて再始動のため着々と準備をしています。
また中島健人さんは英語が堪能で、語学を生かして海外でも活躍したいというビジョンを描いています。
色んなことが分岐点でタイミングも合い、自分自身の夢に向かって新たな挑戦をしたいという前向きな理由で脱退をしています。
キタニタツヤと中島健人の初対面の印象と意外な共通点
GEMNの結成にあたり初対面したキタニタツヤさんと中島健人さんの互いの第一印象と、後に判明した2人の共通点をご紹介します。
互いの第一印象は「キザな奴」
キタニタツヤさんと中島健人さんの初対面前の互いの印象は「キザな奴」でした。
最初の出会いは、「CDTV(ライブ!ライブ!)」に出演した回が一緒で、キタニタツヤさんと中島健人さんは互いに
中島「ワイプにめっちゃキザな人が映るな」
キタニタツヤ「カッコいいな(カッコつけてるな)」
と思っていたことを明かしていました。(参照:spur)
発見した互いの共通点「根っこが似てる」
キタニタツヤさんと中島健人さんの初対面後の互いの印象は「根っこが似てる」です。
キタニ「GEMNを見て意外な組み合わせに見えるだろうけど、根っこで抱えているものはすごく似ていて。」(引用:mensnonnno)
キタニ「ここまで来れたのもこの欠落のおかげだし、これこそが我々二人の一番大きな共通点だよね」という話を、あるとき健人さんがしてくれたんです。その瞬間、「こいつ、いいやつだ!」ってなったんです。(参照:集英社)
GEMNの2人のインタビューを読み漁った結果、“根っこ”にフォーカスした共通点をまとめました。
- 致命的な欠落感
- 強い自我と承認欲求
- 常に上を目指す姿勢
- 『推しの子』のキャラクターとの共鳴
- 創作・表現への強い思い
1.の致命的な欠落感とは、
「ファタール」の歌詞に「致命的な欠落」というキーワードがありますが、それは2人に共通する言葉です。(参照:mensnonnno)
キタニタツヤさんと中島健人さんは、普通の人なら満足するところでも満たされることはなく、その欠落感を創作やパフォーマンスの原動力に繋げています。
2. 強い自我と承認欲求と、4.『推しの子』のキャラクターとの共鳴とは、
『推しの子2』では2.5次元のステージ上で「自分を見ろ!」と戦いが繰り広げられるシーンがありますが、
キタニ「それは自分も同じで。自分を見て欲しいから音楽を作っているし、それが創作のモチベーションでもあるんです。」(引用:集英社オンライン)
キタニタツヤさんと中島健人さんも人前に立つ仕事であり、その成果物として承認欲求が強いと言えます。
3. 常に上を目指す姿勢と、5. 創作・表現への強い思いは、次の章でご紹介します!
GEMN|キタニタツヤと中島健人の創作&表現への強い思い
GEMNのキタニタツヤさんと中島健人さんは、創作と表現に対し強い思いを持っています。
互いの特性を生かした楽曲制作
それは楽曲「ファタール」の制作に活かされています。
作詞作曲・楽曲構造はキタニタツヤさんが主に担当しました。
スタジオに入ってからは2人は即興とディスカッションを重ね、シンセサイザーを多用したテクノ調から、
中島健人さんの感情を反映した「呪文のような」パートへと進化させました。
- キタニタツヤは、クリエイター目線で細部にこだわる
- 中島健人は、より大衆的で俯瞰的な視点を加える
この二つの異なるアプローチが融合し、聴き手の気持ちを考慮した『推しの子2』に相応しい楽曲へと仕上がりました。
キタニタツヤさんにとっては初めてのコラボレーション経験であり、
中島健人さんにとってはソロ活動初のクリエイティブな挑戦となり、互いに刺激的な制作過程だったようです。
妥協なきスポ根
キタニタツヤさんと中島健人さんの意外な共通点は、根っこがスポ根であり、ものづくりや自分自身に一切妥協したくないという点です。
楽曲制作に入る前にキタニタツヤさんと中島健人さんは互いのことを知るためにご飯に行きました。
キタニタツヤさんの直球で深堀する質問に対し、中島健人さんは過去の挫折も含めて包み隠さず打ち明けました。
中島健人さんは王子様イメージがあり完全無欠のアイドルだと思っていたけれど、実際は負けん気の強い熱血漢の一面があることを知りました。
キタニ:「自分がこれを成し遂げるために、どういう努力をしないといけないのか」みたいなことをすごく考えてる、“戦略的な頭脳を持ったスポ根”なんだなって。(引用:mensnonnno)
これによりキタニタツヤさんと中島健人さんは互いに共通点があることを認識しました。
キタニ:僕もものづくりに対しては、そういうスポ根的な精神でいるし、自分にも周りの人にも厳しいし、内側に激しく燃えるものを持っているところがあります。(引用:mensnonnno)
2人の学生自宅気になりついでに調べたところ、キタニタツヤさんは小中学と9年間野球部で、
中島健人さんは、学生時代はサッカー部と陸上部に所属していて、本当に2人とも体育会系でした。
キタニタツヤさんは中島健人さんと一緒に曲を作れてよかったと思ったそうです。
そして中島健人さんも、キタニタツヤさんは自分のエネルギーを丁寧に向き合ってくれる人だと感じたそうです。
中島:僕もキタニくんと波長が合っているなと思って、どんどん距離が縮んでいきましたね。(引用:mensnonnno)
GEMNが目指す先
キタニタツヤさんと中島健人さんのGEMNに掛けた想いは強いことが分かりましたが、今後GEMNの目指す先はどのようなものなのでしょうか。
GEMNの「ファタール」のヒットを期待して、年末も大活躍できる展望を描いていました。
中島:今年の12月31日は、どこで何してるんだろうね。
キタニ:どちらかの家でコタツで酒飲んで、年が明ける前に寝ちゃってるかもしれない(笑)。
中島:何もない場合はね(笑)。もし出演が叶った場合は、帰りにそのまま初詣に行こうねって、そんな話までしています(笑)。(引用:spur)
また中島健人さんは、現時点ではまだ決まっていないけれど、色んな場所へ出向きパフォーマンスを行いたいと意欲を語っています。
キタニ:同業者をビビらせたい。
中島:それに限ります(笑)。(引用:spur)
GEMNキタニタツヤさんと中島健人さんの異なるバックグラウンドと、熱いスポ根的な向上心が交わることで生まれた唯一無二のユニット!今後の活躍に期待したいです。