こっちのけんとさんの大ヒット曲「はいよろこんで」には、「トントントン ツーツーツー トントントン(・・・ ー ー ー ・・・)」や「3~6マス」といった謎のフレーズがあります。
これは一体どういう意味なのでしょうか。
調査の結果、「・・・ ー ー ー ・・・」はモールス信号でSOSの意味で、「3~6マス」とは、心拍数の正常値を表していることが分かりました。
この曲には、こっちのけんとさんの病気の経験を元に作られており、深いメッセージが込められています。
こっちのけんとの病気についても調査しています。
それでは早速見てみましょう!
Contents
“はいよろこんで”モールス信号の意味はSOS!
こっちのけんとさんの楽曲「はいよろこんで」の歌詞にある「トントントン ツーツーツー トントントン(・・・ ー ー ー ・・・)」という部分は、モールス信号で「SOS」の意味です。
SOSがテーマの曲だった
「はいよろこんで」はSOSがテーマの曲です。
アップテンポの明るい印象の曲ですが、躁鬱でいうところの躁の状態を表しているようです。
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こっちのけんとさんはこの曲の誕生についてこのように語っていました。
「僕自身、双極性障害っていって(中略)テンションが(中略)上下する病気なんです。」
「だから常に、“ちょっとテンション高いよ”とか、“今低いよ”みたいなのを、簡単な状態でもいいからSOSとして身近な人に言っておこうっていうのを癖づけるために作った曲ですね。」(引用:日テレnews)
「SOS」は通常、緊急時や助けを求める際に使われる信号ですが、それをうまく発信できない人も中にはいます。
こっちのけんとさんがこの信号を意図的に歌詞に取り入れたのは、周りの人に助けを求めることの大切さを歌詞に込めたと解釈できます。
モールス信号を用いた理由
「はいよろこんで」の歌詞の中にあるモールス信号を用いた理由は思いつき(ひらめき)でした。
「モールス信号でそういえばSOSって、“トントントンツーツーツートントントン”だったなと思って。これ歌詞にしたらめちゃくちゃいいじゃんと思って」(引用:日テレnews)
“トントントンツーツーツートントントン”という音もキャッチーでSOSの意味もあるため、歌詞に使用しました。
「3~6マス」は心拍数の正常値
「はいよろこんで」の歌詞にある「3~6マス」とは、心拍数の正常値を表しています。
心電図の「3~6マス」
「3~6マス」とは、心電図で見る正常な心拍数の範囲を示しています。
人間の心拍数は通常、1分間に60〜100回の範囲が健康的とされていますが、それはすなわち心電図でいう所の「3~6マス」です。
歌詞に登場するこの「3~6マス」は、健康で穏やかな状態を象徴するキーワードとなっていることがわかります。
こっちのけんとの病気(双極性障害)との関係性
心電図の「3~6マス」は、こっちのけんとさんの病気(双極性障害)との関係があります。
双極性障害(躁うつ病)の症状において、「ハイ」の状態(躁状態)では心拍数が速く、「ロー」の状態(うつ状態)では心拍数が遅くなることが知られています。
この歌詞の「3~6マス」という数字は、まさに「健康的な心拍数の正常範囲」を意味しており、双極性障害の症状による激しい心の起伏の比喩的に表しているのです。
「3~6マス」を用いた理由
「3~6マス」を歌詞に用いた理由は、躁鬱を表現するためです。
「躁鬱とかを表現しようってなった時に、上下があるものってなんだろうって考えたら、心電図の上下の感じに似てるなって思って。」(引用:日テレnews)
またモールス信号の音と心電図の音が似ていることもあり、その両方を取り入れたとこっちのけんとさんは明かしていました。
曲に込められたメッセージ
「はいよろこんで」の曲に込められたメッセージをまとめて見てみましょう。
SOSを発信することの大切さ
大きなテーマは、SOSを発信することを発信することの大切さです。
「はいよろこんで」の歌詞に込められたメッセージには、身近な人をはじめ、周りの人に助けを求めることの大切さを伝えています。
モールス信号を用いて緊急性や助けを求める感情を表しつつ、心拍数の正常範囲である「3~6マス」を使って健康的な心の安定を目指す意味を込めています。
バランスのとれた精神状態を目指す
「はいよころんで」の楽曲には、バランスのとれた精神状態を目指すといったメッセージがあります。
こっちのけんとさん自身が双極性障害と向き合いながら、心の安定や健康的な生活を目指していることを「3~6マス」という表現によって表しています。
こっちのけんとさん自身が健康的な心と体のバランスを取り戻そうとする意志の表れとも解釈できます。
このような深層に触れながら曲を聞くと「躁鬱」についてや、楽曲に込められた思いもより理解することができます。
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