米の山積みはなぜ?本当は米不足じゃない!流通制限による意図的な品薄だった

米不足で米が購入できない状態だったにもかかわらず、現在は店頭で米が山積みとなっています。

一体何が起きているのでしょうか。

調査の結果、本当は米不足ではなく米の流通を制限していただけだったことが分かりました。

理由は、品薄状態を維持して市場の価格低下を防ぐ思惑があったからです。

政府による備蓄米の放出決定により、ストックしていたブランド米を高値のまま売り切りたいため、突如として市場に出回っているようです。

それでは早速見てみましょう!

米の山積みはなぜ?本当は米不足じゃない!流通制限による意図的な品薄だった

今となって突然店頭に高価な銘柄米が大量に山積みとなったのは現象は一体なぜなのでしょうか。

米が突然山積みになったのはなぜ

出典:ANNニュース

意図的な流通制限

米不足の状況となっていたのは、意図的な流通制限が要因です。

一部の専門家は、卸業者が米の供給を抑制していた可能性を指摘しています。

つまり、実際には米の不足ではなく、流通の過程で供給が制限されていたという見方です。

店頭での品薄状態を維持することで価格高騰を維持したい目論見があった可能性もあります。

古くはオイルショックによるトイレットペーパーの買占めや、近年のコロナ初期のマスクの買占めなど、米以外でも似たような供給問題が起きました。

参考までに、とある精米店の店主が今回の米騒動の背景の一部について見解を述べる動画をご紹介します。

外国からの米の輸入

米不足を理由に、外国からの米の輸入も積極的に行われています

韓国からの米の輸入から始まり、現在はアメリカからのカリフォルニア米の輸入も積極的に行われています。

あわせて読みたい:米の買い占め業者は誰?行方不明21万トンはどこへ?新規参入が購入&売却か

日米間の流通網を広げたい思惑も見え隠れしているように感じられます。

備蓄米の売却開始

小泉進次郎氏が農水大臣に就任して間もなく、備蓄米(古古古米)の売却を開始しました。

これにより、日本各地のスーパーやコンビニに米が安価で供給されるようになり、これまで空いていた棚が急に埋まり始めました。

あわせて読みたい:古古古米はまずい?食べ方&美味しい炊き方のコツ!浸水時間と調味料が大事

供給量が増えるということは米の価格が下落するはずですが、店頭に並ぶブランド米は相変わらず高値のままです。

これは、米の安値が定着する前に手元にある米を早く売り切りたい卸業者の思惑があると考えられます。

そのため店頭では現在米が山積みとなっているようです。

まとめ

結論として、突如として米が山積みとなった背景には、備蓄米の販売開始や流通制限が影響していたことが分かりました。

品薄状態を維持して市場の価格低下を防ぐ思惑があったものの現在も高止まりの状態です。

これから夏にかけて十分な供給量となり秋に向けて新米が出る頃には米不足は解消され、通常の価格に落ち着くのではないかと見ています。

あわせて読みたい:

農水大臣に就任した小泉進次郎氏の学歴についても調査しています。